
2024年4月11日 中日新聞くらし面記事「叱る行為 効果に疑問」臨床心理士村中直人さん指摘
【概要】
●叱られて恐怖や不安を感じると学びにつながる前頭前野などの動きが鈍くなる
●叱る側は叱ることで快楽を得ているようだ
●「叱る」が有効なのは、危険な行動など、してはいけない行いを即座にやめさせる必要がある時
【コメント】
記事の内容にはおおむね賛成です。
私が生徒を叱ることは、まずないです。(命に係わる、健康を著しく害する可能性があるといった場合でのみ声を荒げることがあると思います。)
理由は2つあって、1つは叱ることで私自身が疲弊してしまうから。
もう一つは叱ることで、短期的にはこちらの思惑通りに相手を行動させることはできるかもしれませんが、長期的に見た時に、相手がより良い行動を自分から取れるようになれないと考えるからです。
私のスタンスは「ロジック×ユーモア」です。わかりやすいたとえ話を使ってユーモアの雰囲気をつくりながら、理詰めで淡々と現状を伝えていく(気づきを与える)感じです。たまに理詰めばかりなってしまうこともなきにしもあらずですが、そこは精進します(^▽^;)
緊急案件でない限りは、長期的、根本的に物事を進めることを私は大切にしています。
叱られることで、深刻に受け止める人もいれば、右から聞いたことを左に受け流すことができる人もいますから、叱られるくらいがちょうどよい人も中にはいるかもしれません。どのような声がけが適切かということはつまるところケースバイケースです。
一点確実に言えるのはもし叱るようなことがあれば、それは誰のためかということを叱る側は自覚しておく必要があるということです。叱る側の自己満足になっていてはいけませんからね。
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