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読んだ本「勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋」



【読んだ本】

勉強しない子に勉強しなさいと言ってもぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋


【著者】

石田勝紀

 

【この本をシンプルに説明すると】

子どもの自立に向けて親がどの段階でどう子離れしていくとよいかの指針が書いてある本


【コメント】

子育てのステージを「動物園型」「牧場型」「サバンナ型」という3つに分け、それぞれのステージで留意するとよいことや、適切なステージの移行のしかた、タイミングなんかについてヒントを得られます。


石田勝紀( https://www.ishida.online/index.html )さんは Voicy で Mama Café ラジオという名前のラジオを毎日配信しています。私もフォローはしており、興味のあるタイトルの回は聴いています。


内容は、未就学児~中高生くらいの保護者が抱える悩み相談です。多くの保護者が共通で抱えるようなよくある悩みに対して、回答が具体的で入ってきやすく、実践しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。子育てに悩まれる方は、一度聴いてみるといいと思います。


石田勝紀さんが著書でもVoicyでもよくおっしゃっているのが、保護者は「指示」「命令」「脅迫」「説得」はしてはいけないということ、というかしても逆効果(子供に撮ってほしい行動から遠ざかる)ということで、この点は私も100%賛成です。


私が考える親御さんの役割には次の3つです。


①子どもの相談に乗る(そのためには普段から子どもと信頼関係を築けている必要がある)

②必要に応じて経済的に援助をする

③子どもが自分で決断・選択したことを尊重する


←保護者が選択肢を示すのはOKだが、指示・命令・説得はNG


これらは、面談でもよくお伝えすることです。そしてもちろん私自身も生徒には指示・命令・説得はしないですよとお伝えしています。私がやるのはあくまでこれをやれるといいよねという提案です。やる・やらないを決めるのは生徒本人です。


強制的にやらせようとしたところで難しいですし、仮にやりなさいと強くいって、やってこさせることができたとしても、命令されたからやった(命令されていないことはやらない)というマインドが醸成されかねません。


そして先生が言っていたから、親に言われたから、講師に言われたから、が口癖となっていき、他責体質になっていくでしょう。これでは自立から遠ざかってしまいます。


いしぐろ個別塾は、進学後や社会に出た後にこそ(いい意味で)ボディーブローのように効いてくる塾を目指しているので、指示・命令・説得はこれからもしないのです。

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